喫茶Honfleur掲示板 2007〜2009年
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Message#20168 2009年2月21日(土)19時24分
From:
和井 恵
変更
Re14:まとめレス
아벨(Abel)さんのメッセージ(
#20165
)への返事
> 아벨(Abel)さんのメッセージ(
#20162
)への返事
> > > そして、私は、主に肉体(身体)を例に挙げて話しをしています。
> > > 貴方は自分の手を、思い通りに、上下左右や前後へ一応は動かせますよね。
> > > これは、自己が五蘊と入我我入して合一しているからなのだと私は言っているのです。
> > > 合一(一体化)することで、相互の影響し合う関係が最大(極大)となるのです。
>
> > ていうような抽象的なことはよくわからんのですが、手足を自由に動かせるって話に関して
> > 今私が一番困ってるのはアサナのときの身体の固さ。
>
> 自己レスですけど、自分の身体って本当に全然思い通りに動かないです。W
>
> 現在私が一番困ってる、アサナのときの身体の固さを改善するよい方法とかあったら、
> これを一番教えていただきたいですね。
そうですね…
それにはまず、「私は体が固い」という、
アベルさんが自分自身に抱いている、「セルフイメージ」を変化させることが必要です。
私たちを、「私らしく」させているのは、その人の持っている「セルフイメージ」なんですね。
「全ては心の顕れ」だという言葉をよく聞くことがありますが、
自分に対して「顕れる心(現象化)」の核となっている潜在的な形成力(行)が、
幼い頃から培われて来てしまっている「自我(セルフイメージ)」なんです。
この「セルフイメージ」は、三つの働きによって形成されています。
身体的な行為、言葉による行為、そして心の働きによる行為、この三つです。
まず、「私は体が固い」と心の中で思いこんでしまっている(心での自我像の規定)。
そこで、それを時々言葉として口に出す(自己暗示による強化)。
実際に体を動かしてみて、身体の固さを再確認する(対象の認識による強化)。
この行為(業)の繰り返しによって、特定の影響力が生じてしまうのです(異塾果)。
サイバネティクスという科学は、
私たちの心身には「サーヴォ機構」が備わっていることを発見しました。
「サーヴォ機構」とは、喩えて言えばミサイルの自動追跡装置のようなもので、
「目標」を設定すると、フィードバックを何度も繰り返して、
自律的(オートマチック)にそこへ向かっていくという働き(システム)を意味します。
これの生理的な働きが「ホメオスタシス(恒常機能)」なのです。
ある一定の「基準(目標値)」を設けると、その状態を維持(保持)しようとする働き。
アベルさんの場合は、おそらく「私は体が固いんだ(固い体が私なのだ)」という
形成された「自我意識(セルフイメージ)」を持ってしまっているのでしょう。
この自我意識(異蘊)は、それに反するような行為を嫌がります。
だから、やる気がなかなか起きない。
やっても長続きしにくい。
そして、多少の変化はあっても、すぐ元に戻ってしまう。
という現象を生起させやすいのです。
対処法としては、
私の身体は、無常である。無常なるが故に、それは必ず変化をする。
だから、この体にしても、固いときもあれば、少し柔らかいときもある。
それは常に変動していて、定まったモノではない。
私はこの事実を、ありのままに認識しよう。
という「念(サティ・気付き)」を日常で使い、心を柔軟にさせる訓練をします。
つまり、「正見解」と「正思惟」と「正念」の実践ですね。
そして、言葉としては、
「私は体が固い」ではなくて、「体が固い時もある」と表現する。
「柔らかくしたい」ではなくて、「柔らかくなる」と言う。
そして、「柔らかくなる」と言ったときに、柔らかくなった体をイメージする。
これは「正語」を中心とした「正行為(正業)」の実践。
身体に対しては、時々、瞑想(イメージ訓練)によって、
体がゴムのように柔らかくなっている、という身体感覚を強めていくのです。
これが「正定」の実践。
これらを繰り返すこと(正生活・正命、そして正精進)で、
アベルさんが求める、成果を得ることが出来るようになるのではないでしょうか?
(まぁ、八正道になぞらえて説明してみましたが、うまく説明できたかしらね)
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