カーマ・スートラって面白いね。以下抜粋 美女 「カーマ・スートラ」では美女を「蓮女」として次のように賞賛している。 顔は満月のようにうるわしく、 肉づき豊かな体はシラス、すなわち芥子菜の花のように柔らかく、 肌は金色の蓮の花のようにきめこまかく、柔和で美しく、決して浅黒くはない 目は子鹿のそれのように美しく輝き、ぱっちりとして、目尻はやや赤味をおびている 乳房は固くしまって、豊かに盛りあがり、 項はすっきりとし、 鼻筋はまっすぐ通って愛らしい そして、体の中央にー臍のあたりに、三本の横皺が走っている ヨニ(女性器)はほころびかけた蓮のつぼみにも似て、 愛液(カーマ・サリラ)は開きたての百合の花の香りを漂わせる歩き方は白鳥のようで、 コキラ鳥に似た低い妙なる声を発する 白衣と美しい宝石とぜいたくな装いを好み、 小食で、眠りは浅く、 聡明で礼儀正しいばかりでなく、 信仰心も厚く、しきりと神をあがめ、バラモンたちの対話を聞きたがる。 現代人にとっては、美女かそうでないかは、人それぞれだが、かつては、はっきりとした基準が存在し、人は出来るだけ生きて神に近づけるよう努力したのだった。 古代インドでは、望ましい女性から順に、蓮女(パドミニ)、芸女(チトリニ)、貝女(シャンキニ)、象女(ハスティニ)と分類されていた。 蓮女・・・上記のとおり、神々の世界から降り立ったかのような風情の女性。主に昼間の交合を好むとされている。 芸女・・・蓮女ほどのデリカシーはないが、乳房は大きく、腿のやや太めの女性。愛液はかぐわしい密の香りがして、どちらかというと夜の交合を好む。 貝女・・・それほど容姿端麗ではなく、痩せすぎたり、背が高すぎたり、太りすぎたりなどしており、腰はぽってりして、胸小さく、声はだみ声だったりする女性。男の身体に爪痕を残すこともしばしば。愛液は塩の匂いがして、夜の交合を好む。 象女・・・絶対に避けるべき女性で、鈍感にして、身体はいかつく動作は鈍い。象の陰部のようなつんとした匂いがただよい、昼夜見境なく交合を求める。 しかし、いくら美しくても、彼女らは学ぶべき諸芸を身につけることなしには、一人前の女性とは認められなかった。それは、64種類にもおよんだ。 参照: 女性がカーマ・スートラ(愛の格言)とともに学ぶべき諸芸 |