数日前に「生と死の密教」と書いたのは思い違いで、「アーラ的世界とその神」の中に 出てきた話でした。 津田眞一著「アーラヤ的世界とその神」 20ページ ダーキニーというのはチベット語で*****というんですが、これは「空行母」という意味です。 彼女たちは空を飛ぶんですね。そして人をとって喰う恐ろしい鬼女なんです。現実には当時 のカースト社会の底辺にあったアンタッチャブルの女達なんですが、そういう女たちには マジカルな能力と、それに、異様な性的能力があると考えられていましてね。彼女らを然る べくなだめて性的に瑜伽(ヨーガ)して成就するなら、この世ならぬ異様な快楽が得られる と思われていました。しかし、下手をやって怒らせるとそのまま頭から喰われてしまうのですね。 山折 ヨーガも命がけなわけですね(笑) |