| 1月 9日 東京地検公安部、「建国義勇軍」事件で、刀剣愛好家団体「刀剣友の会」会長村上一郎(54)ら計12人を銃刀法違反(発射)の罪などで東京地方裁判所に起訴。 2月 3日の追起訴で捜査終結。 1月11日 教団四国道場にてウッタマー正悟師(村岡達子)説法会(HP四国道場)。 1月15日 教団公式サイトにヴァジラティクシュナー正悟師(野田成人)のコーナー「智慧の眼で斬る」開設(HPアーレフ)。正悟師コーナーで初。 1月15日 外務省職員、北朝鮮で北川和美と面会。 1月15日 公安調査庁(大泉隆史長官)、「麻原判決関連特別調査本部」(本部長・柳俊夫次長)を設置。 1月19日 同日までに、埼玉県草加市(木下博信市長)より転入届不受理処分を受けた信者5人、処分取消しと損害賠償を求めてさいたま地方裁判所に提訴(草加市住民票訴訟)。 1月20日 大阪地裁(中川博之裁判長)にて濱村拓夫(33)被告の判決公判。懲役8月執行猶予4年(求刑懲役8月)。団体規制法違反(立入検査拒否等)で有罪(国会報告2004)。団体規制法施行以来、同法の罰則を適用した有罪判決は初めて。控訴せず確定。 1月24日 教団名古屋道場にてヴァジラチッタ・ヴァンギーサ正悟師(杉浦茂)説法会(HP名古屋道場)。 1月27日 東京高裁(山田利夫裁判長)にて井上嘉浩(34)被告の控訴審公判。弁護側最終弁論。結審。 1月28日 假谷清志(死亡当時68)の長男・実(43)、井上嘉浩(34)被告と初めて接見。 1月30日 東京地裁刑事三部(服部悟裁判長)にて土谷正実(39)被告の判決公判。死刑(求刑死刑)。幻覚剤PCP製造、松本サリン事件、水野昇VX襲撃事件、濱口忠仁VX殺害事件、永岡弘行VX襲撃事件、及び地下鉄サリン事件の6事件で有罪。ピアニスト監禁事件の犯人(小宮英子)隠避については無罪。「オウム真理教家族の会」代表の永岡弘行(65)と教団広報部長の荒木浩(35)が傍聴。
2月 1日 教団沖縄道場にてヴァジラチッタ・ヴァンギーサ正悟師(杉浦茂)説法会(HP沖縄道場)。 2月 3日 土谷正実(39)被告の弁護人、 1月30日の一審判決を不服として控訴。 2月 3日 上祐史浩のベンツがYahoo!オークションにて50万円で落札(HPYahoo!オークション)。 2月 5日 教団の荒木浩(35)広報部長、記者会見。上祐史浩(41)代表が前年10月から体調悪化で休養し、正悟師5人による集団指導体制に移行したことを明らかに。 2月 6日 教団公式サイトにヴァジラチッタ・ヴァンギーサ正悟師(杉浦茂)のコーナー「水月の夢」開設(HPアーレフ)。正悟師コーナーで2番目。 2月 8日 教団公式サイトにウッタマー正悟師(村岡達子)のコーナー「れんげのこころ」開設(HPアーレフ)。正悟師コーナーで3番目。 2月 8日 「オウム真理教家族の会」(永岡弘行会長)臨時総会。被害者への謝罪と麻原被告以外の被告人の死刑回避を求めるアピールを採択。 2月 9日 最高裁第一小法廷(島田仁郎裁判長)、外ア清隆(40)被告の上告を棄却する決定(無期懲役判決確定)。 2月10日 破産者オウム真理教の破産管財人阿部三郎弁護士、都内で会見。教団側が「昨年は拡大路線が頓挫し、収入が伸び悩んだ」とする報告書を提出したことを明らかに。 2月12日 1994年 6月の松本サリン事件から10年目を迎えるにあたり、松本市が現場周辺の住民ら約1800人を対象に実施した健康被害の追跡調査で、健康診断を希望した21人の診察が信大病院で始まる。診察はこの日と13、20、27日の計4日間。 2月14日 教団公式サイトに「正悟師に聞く!Q&Aコーナー」開設(HPアーレフ)。 2月14日 教団水戸支部より信者退去。支部消滅(2004年 2月28日朝日新聞茨城版)。 2月16日 公安調査庁(大泉隆史長官)、烏山施設(東京都世田谷区)をはじめ、札幌、仙台、八潮大瀬(埼玉県)、横浜、名古屋、大阪、甲西(滋賀県)、徳島、福岡の各教団施設並びに東京都練馬区の石神井台にある分派(ケロヨンクラブ)の一拠点の計11カ所について、団体規制法による観察処分に基づく立入検査。石神井台の拠点への立ち入りは初めて。 2月16日 同日付で岡ア一明(43)、時事通信社に手記。同月25日に報道。 2月18日 同日までに廣瀬健一(39)、中日新聞社に手記。 2月18日 教団信者(40)、「富士山でめい想修行する」と言って出たまま、戻る予定の 1月下旬を過ぎても帰宅していないとの報道。カッピナ師(小澤智)との指摘(ニヒリストBBS)。 2月19日 河野義行(54)、共同通信社に手記。 2月20日 同日までに中川智正(41)、弁護人を通じ共同通信社に手記。 2月20日 教団、荒木浩広報部長が世田谷区南烏山の住居とは別の施設で療養しており、代理として社会融和推進部の松尾信幸が広報部のマスコミ窓口をつとめることを明らかに。 2月20日 同日付でドミトリー・シガチョフ受刑者、イズベスチヤ紙との獄中会見。 2月20日 同日付で厚生労働省、地下鉄サリン事件の被害者約3600人に、無料のアフターケア制度の内容を知らせる手紙(2004年3月5日報道)。 2月22日 同日までに廣瀬健一(39)、2回にわたって時事通信社に手記。 2月22日 NHKスペシャルにて「オウム 獄中からの手紙 〜死刑判決を受けた被告たち〜」放映。岡ア一明、端本悟、廣瀬健一の手紙を紹介。山本まゆみ・佐々木香世子が匿名・音声変換で出演。 2月24日 日本テレビにて「緊急報道ドラマSP オウムvs警察」放映。 2月25日 東京高裁(相良朋紀裁判長)、公安調査庁が2000年 9月に教団の立入検査をした際、野田敬生が同庁職員をビデオ撮影したことから、その後公表を防ぐため動向を監視した際にプライバシー侵害があったとして、一審東京地裁判決を変更し、公安調査庁に対し、野田敬生に対する損害賠償10万円の支払いを命じる。 2月26日 大阪府大阪市(関淳一市長)、教団大阪支部道場の信者に対する転入届不受理の方針を撤回し、既に複数の信者が転入していることを明らかに。 2月26日 高橋シズヱ(57)、外国人記者クラブで会見。 2月26日 高橋シズヱ(57)及び江川紹子(45)、日本外国特派員協会で記者会見。 2月27日 東京地裁刑事七部(小川正持裁判長)にて麻原彰晃(48)被告の判決公判。死刑(求刑死刑)。田口事件、坂本事件、サリンプラント事件、滝本サリン事件、松本サリン事件、自動小銃密造事件、落田事件、冨田事件、水野VX事件、濱口VX事件、永岡VX事件、假谷事件、及び地下鉄サリン事件の13事件で有罪。永岡弘行(65)、高橋シズヱ(57)、小林房枝(61)、伊藤洋子(63)、滝本太郎、淺川幸子(40)の兄(44)、江川紹子、麻原次女、松井武、森達也らが傍聴。弁護人、即日控訴。全員辞任の意向。第二東京弁護士会所属の松井武弁護士、選任届を提出。 2月27日 教団、「麻原旧団体代表の判決に際して」(HPアーレフ広報部)。 2月27日? 麻原彰晃(48)、判決直後に「なぜなんだ、ちくしょう」と大声(検察作成補充意見書添付の拘置所作成回答書、12月13日記者会見)。 2月29日 フジテレビにて「ザ・ノンフィクション 虚像の神様〜麻原法廷漫画〜 判決編」放映。 2月 麻原彰晃(48)を東京拘置所職員が声をかけて起こす(11月29日付東京地検作成意見書添付の東京拘置所作成報告書、12月3日記者会見)。
3月 3日 東京高裁(中川武隆裁判長)にて早川紀代秀(54)被告の控訴審公判。結審。 3月 3日 東京高裁(村上光鵄裁判長)にて越川真一(39)被告の控訴審判決公判。弁護側控訴棄却(一審懲役10年)。 3月 4日 公安調査庁(大泉隆史長官)、岐阜県の美濃加茂西施設(美濃加茂市西町)、美濃加茂本郷施設(同市本郷町)、及び美濃加茂関施設(関市下有知)の3施設について、団体規制法による観察処分に基づく立入検査。 3月 5日 TBSにて「報道特別番組 告白 私がサリンをまきました オウム10年目の真実」放映。 3月 6日 教団横浜道場にてヴァジラティクシュナー正悟師(野田成人)説法会。ビルパ師、ラーシャー師(善元織恵)、モーハ・ムーラガッチャッターヤ・サッチャ・パティセーヴァナヴァッタ・ヨーギー聖準師が参加(HP横浜道場)。 3月12日 和光大学(三橋修学長)、2004年度の人間関係学部の入試に合格していた麻原三女を入学不許可(HP和光大学)。 3月13日 教団名古屋道場にてヴァジラチッタ・アティアッサージ正悟師(二ノ宮耕一)説法会(HP名古屋道場)。 3月15日 同日までに最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)、水戸市住民票訴訟で、信者2人に対する損害賠償計30万円の支払いを命じた控訴審判決を支持、茨城県水戸市(加藤浩一市長)側の上告を退ける決定。 3月16日 教団、「被害者賠償金の送金について」。 3月20日に際して、同日、一連の事件の被害者賠償として、オウム真理教破産管財人の口座に賠償金1500万円を送金、2000年 7月に締結した破産管財人との契約に基づく賠償金支払いの総額は4億7982万4575円になると発表(HPアーレフ広報部)。 3月17日 「地下鉄サリン事件被害者の会」(高橋シズエ代表世話人)及び被害対策弁護団、被害者への補償などを求める小泉純一郎首相あての請願書を内閣府に提出。石原慎太郎東京都知事にも郵送。 3月17日 越川真一(39)被告、同月 3日の控訴審判決を不服として上告。 3月20日 教団、「地下鉄サリン事件から9年目に際して」(「宗教団体アーレフ」名)(HPアーレフ広報部)。 3月20日 地下鉄サリン事件から9年を迎え、営団地下鉄霞ケ関駅にて職員が黙祷し、犠牲者を追悼。 3月24日 文教大学(石田恒好学長)人間科学部教授会、2004年度の同学部臨床心理学科の入試に合格していた麻原三女を入学許可取消し、翌日通知(2004年 4月30日報道)。 3月27日 テレビ朝日にて「朝まで生テレビ 激論!オウム・連合赤軍は終わらない?!」放映。 3月28日 教団名古屋道場にてヴァジラティクシュナー正悟師(野田成人)説法会(HP名古屋道場)。 3月29日 東京高裁(高橋省吾裁判長)にて廣瀬健一(39)、豊田亨(36)、杉本繁郎(44)の3被告の控訴審公判。結審。 3月29日 滋賀県甲西町平松の「平松区環境整備オウム対策委員会」の釣田正紘委員長ら、法務省を訪ね、教団を解散させる法律の制定などを求める要望書を野沢太三大臣へ手渡す。 3月31日 麻原三女、東京地裁に文教大学人間科学部臨床心理学科学生としての地位保全を求める仮処分を申請(2004年 4月30日報道)。
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