| ■No420に返信(ファントム無頼さんの記事) > >>これは、別に1971年に初めてChinaが常任理事国になったのではなく、 > >>国際連合発足以来一貫して常任理事国だったChinaを代表する正統政府が、 > >>中華民国政府から中華人民共和国政府に移ったと解釈すべきでしょう。 > > 確かに中国大陸を統治している国家は中華民国なのか中華人民共和国なのかという > 話はあるでしょうが、そのことと拒否権付きの常任理事国の話は別です。 > > シナは共産国ということで70年までアメリカによって国連加盟を否決されていた > わけで、それをベトナム戦争解決のためとして71年に国連加盟に賛成します。 > その時にシナは中華民国の代表を追放するという形で、台湾を追放しました。 > よって「移った」というのは同意できません。国連における中国大陸の統治国として > 「移った」はあっても、常任理事国の権利まで「移った」とは思えませんね。
いや、中華人民共和国政府が拒否権付きの常任理事国として新規加盟となると、 国連憲章自体を改正しなければなりませんし、 既に拒否権付きの常任理事国であったところの中華民国政府が、 それこそ拒否権を発動するはずです。 しかし、アルバニア提案によって国連総会レベルで成立したとなると、 もともと拒否権付きの常任理事国であったChinaを代表する政府が、 中華民国政府から中華人民共和国政府に移ったと解釈せざるを得ません。
> ちなみに、国連憲章第23条には5つの安保理常任理事国の国名が書かれています > が、現在も「中華民国」と書かれたままであり、「中華人民共和国」の文字はどこに > もありません。
これは確かに厳密には問題でしょうが、 しかし現に中華人民共和国政府が常任理事国になっているわけですよね。 オリーブの栄光さんの主張によると、1971年に「中華人民共和国」が 常任理事国として新規加盟したとのことですが、 だとすると国連憲章が改正されて「中華人民共和国」の文字が入っているはずです。 そのままだということは逆に、新規加盟ではなく、 もともと加盟していた国の政権交代であると解釈すべきである、 という私の主張を裏付けることになるものと思われます。
ちなみに国連憲章には同じく「ロシア連邦共和国」の文字はありませんが、 これも、ロシア連邦共和国が常任理事国として新規加盟したのではなく、 もともと常任理事国であったところのソビエト社会主義共和国連邦の 代表権がロシア連邦共和国政府に移ったということなのでしょう。
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