喫茶Honfleur掲示板 2007〜2009年

タイトル 画像
Message#から前件を

日から 前を

最新20件 最新50件 最新100件 最新200件 200件以前
昨日以降(0) 2日前以降(0) 3日前以降(0) 4日前以降(0) 5日前以降(0)
リンク タイトル 画像 サーチ 携帯モード セットアップ


Message#13961 2008年6月6日(金)03時58分
From: 聖者ぼんちリンポチェ
変更
Re3:ぼんちゃんへ
和井 恵さんのメッセージ(#13959)への返事

> 名色(nAma-rUpa)という言葉があるよね。
> それは「人によって名づけられたもの」と理解すればいい。
> つまり、認識できる(した)対象が「名色」であり、
> 認識と切り離されたものは名色ではないのです。

さて、その認識の中身ですわな、問題は。
例えば完全ヌードの写真があったとして、
誰も気付かない状態で放置してあったとしたら、
万人の意識の中においては、その写真は存在しないも同然。
しかし、誰かがその存在に気付き、何であるかを確かめたと。

まさか写真が存在する時代の人が、
それを見て写真だとわからないはずはないだろうから、
とりあえず「これは写真である」と認識しますよね。
で、被写体を見て、「これは○歳くらいの女性の衣服を着けない状態である」
などと考える人はほとんどいないだろうと。
たいていの人は、「お、ヘアヌード!」とか思うでしょう。
ここに最終解脱者がいたとしても(笑)、「ヌードだ」とは認識するはずです。
その認識の次に、「なんだ、ヌードか。つまんねえ。」
といって放り投げていってしまう人もいれば、
「ラッキー!今晩のおかずにしよう。」と持って帰る人もいるだろうと。

しかし、「これは写真である」、「ヘアヌードである」というところまでは、
おそらく「名色」の範囲内だろうと思うのだけれど、
「写真」の方はともかく、「ヘアヌードである」と認識したということは、
その意味合い、つまり、自分は興味ないものであるにせよ、
興味のある他人はそれをどう思い、どう使うか、
という知識くらいはあるはずだから、
「○歳くらいの女性の衣服を着ていない写真」と同等ではいられないはず。

こういう場合には、苦に寄り添っている他人についての知識や、
苦の中にあった頃の自分の感情に関する知識によって、
自動的に色、識、名色、というプロセスを辿った上、
名色の中には、それが人間に対してどう影響する性質のものなのか、
というイメージ、偏見といったものも含まれてしまいます。

結局現代に生きている、ということは
それ以上に「愛」とかに進展しない状態を作り出す必要があるでしょう?

> これは、苦しみである(と、リアルに直感として解ってしまう)。
> これに近づくこと、交わること、関係を結ぶことは、苦の生起に繋がる。
> 私はそれらを厭い、近づくことなく遠く離れよう。それは苦因の滅尽である。
> すると、それを実戦するための道が、自ずと明らかになって見えてくる。

こういうシンプルな人間になれれば嬉しいんですがね・・・。(苦笑)
たいていの人は「わかっちゃいるけどやめられない・・」という、
釈迦に言わせりゃ「まだわかってねえ」状態なわけですな。
人間というのは、誰が見てもわかるような苦の部分は排除して、
楽しめる部分はいつまでも意地汚く楽しもう、という傾向がありますから、
一度懲りてみたところで、次こそはなんとか美味しいところだけ、
などという愚かなことを考えてしまうようです。

まあ十二縁起は一日一段階、などという速度で起こることではなく、
とてもじゃないけど人間には追いつけない速度で起こるので、
普通の人間にはその進行を止めようもないんです。
どうしたらストップをかけられる人になれるか、ですね。結局は。

> (途中だけど、続きはまた後でね。)

明日の夜からバス乗って東京へ行きますね。
15日に横浜でモーツァルトガラコンサートを指揮するので、
そのお稽古が目白押し。
そんなわけで携帯からの閲覧になりますから、
あまり長文のカキコは出来ないかと。
しかし、ちゃんと読むことは出来るので、
続き楽しみにしてます。

最新20件 最新50件 最新100件 最新200件 200件以前
昨日以降 2日前以降 3日前以降 4日前以降 5日前以降
nerimb5.cgi Ver. 5.043
Copyright(C) 1997-2008, hidekik.com
当掲示板の内容は全て冗談です。冗談を解する方のみ閲覧してください。