Message#2670 2006年1月18日(水)19時17分 From: あべる | |
| 和井 恵さんのメッセージ(#2661)への返事
> しかし、優れた「臨床心理士」を育成することが出来るならば、 > 「瞑想修行」という「地道」で「根気」と「努力」のいる「長期訓練」を経ずして、 > 「短期間」で「同等」の成果を挙げることが可能でしょう。 これは素晴らしいアイデアですね!! 是非ともご研究が進んで実用になることを切望 してます。そうしたら先ず是非とも私の「飛行機恐怖症」のトラウマの原因を探ってくだ さい。神風特攻隊で、何らかの理由で突入寸前に迷いでも生じて恨みでも残した魂とか???
> ただし、この「催眠療法」には、過去に置いて「様々な犯罪」が発生しています。 > 要するに「施術者」の「品性」の問題なのですが、 ソーマーさんだったかセーラーさんだったか、どちらか忘れたけど、モノにしちゃった 香具師もおりましたですね。めちゃ怪しい催眠術師(笑)。トマベッチ博士をよく知って るという方と知り合いになったのですが、実際はとても良い人だとのことでしたが。 是非ともとまべっちセンセのお力とかも借りるとか。
> 「奪う修行」とは、要するに「仙道」で言うところの > 「陽神」を造り出すための「期間」を短縮するために、 > 他の人(女性)の「生命エネルギー」を吸収するという方法。 > 尊師の最初の著書「秘密の開発法」に書かれてあるのも、この方法です。 > ですからこれは「神通力の発現」と関係のある修行。 > ですから、これについては「風俗」を使えばいい。 をを! 素晴らしい! でもエネルギー不足で遅漏、中折れ専門の高齢者にとっては難しい 修行ですわ(笑)。AST女神あたりがイニ与えてくださったら元気になるかも(笑)。
> 「与える修行」、これが私の考える「タントラ・イニシエーション」。 > チベット仏教で言うところの『思念による勝者の相承』の応用編。 > 密教には、三種類の秘儀の伝達方法があると言われています。 > 一つ目が、“言葉”や“象徴”という間接的な媒介を使わずに、 > 直接相手の心にそのまま自分の心をダイレクトに伝達するという > 『思念による勝者の相承』 > 二つ目が、“象徴(言葉や図形・音・色などに複雑な思想を圧縮して詰め込んだもの)”を使って、 > “純粋な心で世界をありのままに観る力”を身につけた人々に対して伝達するという > 『象徴による持明者の相承』 > 三つ目が、導師(グル)が“言葉”を使って詳しく説明し、それを聞いて弟子が理解するという > 『耳を通した言葉による人の相承』 > ところが、「SEX」という手法を上手に使うと、 > この「直接相手の心にそのまま自分の心をダイレクトに伝達する」 > ということが出来るのではないか… > そういう「予感」のようなものが私の中にはあるのですね(笑)。 > そのためには「器を広げる」という訓練も必要になってくる。 > 結局、「イク(漏らす)」というのは、その人の「器」が小さいために、 > すぐに「エネルギーが満ちて」しまって「溢れだす」という状態。 となると、ですね〜、遅漏っていうのも大器晩成的にエネルギーを保存・増大させ得る 可能性を有していたりして、必ずしも悲観するだけではなかったりして(笑)。
> まぁ、これは「研究段階」なので、これ以上詳しくはここでは言えませんが… ご研究に身を挺してご協力申し上げたいけど金が無い・・・ (- -;;
> ですから、まぁ、かなり先の話しとして、 > 同じ「修行者(道を歩く人)」同志が、夫婦であったり、恋人同士である、という「条件」の人たちに対しては、 > この「訓練法」を「教えてあげる」ということは、将来において有るかも これは素晴らしいですね。でもそんな素晴らしいパートナーが死んだり年老いたり心が 離れていったりしたときの苦しみは一層大きいのではないかと。それこそ苦ありて信あり にて強く心が修行に向うかも。
ねねねねね(←杏菜ちゃんの口調の真似) 今日は一寸時間が空いたので本の整理してたら、前に読みかけて長くほっておいた素敵な 本が出てきて、一寸読み返してました。凄く分厚い本ですけど、文献の部分がほとんどで、 本文は短い。薙刀正師のおっしゃってることなどを学ばせていただき、オウムの教義の 片鱗にも触れた後で、自分でもこの問題多少考えたりしてからこのような本を読むと乾いた 地面に水が吸い込まれるように理解しやすいですね。教養のころは哲学なって嫌々だった けど、こういう本を大枚はたいて買って面白く読めるようになったということに関しては オウムにも感謝しないと。勿論わかりやすい比喩などを活用して難しい問題をわかりやすく 説明してくださる薙刀正師には人殺しお父さんやM正大師と共に凄く感謝してます。
一寸印象的だった部分を引用 ------------------------------------------------------------------------------- 中村元選集(決定版)第24巻 「ヨーガとサーンキャの思想」 春秋社1996
サーンキャ学派は、学界一般に常識として認められているところによると、ヨーガ学派と密接な関係があり姉妹学派と考えられている。サーンキャ学派が理論的考察を主とするのに対して、ヨーガ学派はむしろヨーガの実践修行に関する規定をくわしく述べている。両派の形而上学は大して異ならない。古典サーンキャ学派が無神論的であったのに対して、ヨーガ学派は有神論的であったというのが、特に大きな相違であろう、というのである。・・・教説の詳細・枝葉末節に関しては説明法の大きな相違も認められるので、やはり別の学派として考察する必要がある。 サーンキャ学派では・・・世界創造神とか主宰神とかいうようなものを想定しなかった。これがヨーガ学派の形而上学と最も異なる点である。 以前には、サーンキャ思想と仏教とのあいだに密接な連関を認めようとする学者もいたが、一般には承認されていない。
人間の感覚・知覚・思考・意欲などの諸作用は物質に属するのであって精神に属するのではない。純粋精神はだだそれらを照らして意識させるだけなのである。
なおサーンキャ哲学と呼ばれるもののうちには、神の存在をめぐって二種類あった。 (1)有神論的サーンキャ。これは古くからサーンキャヨーガと呼ばれるものであった。 (2)無神論的サーンキャ。
非我説的解脱観494p 仏教の説いた無我説、というよりはむしろ非我説は、後代には正統バラモン系統の思想に影響を及ぼすようになった。・・・アートマン(我)の哲学を説いた当時の哲人たちが、このように仏教の無我説を採り入れて、そこになんらの矛盾を感じなかったのである。したがって、仏教の修行者がアートマンの実現・愛護と、無我説とをともに説いていたとぢても、なんら不思議はないであろう。・・・ 無我説の表現法はまたサーンキャ学派にも継承されている。「わたしは存在しない」「[なにものも]わたしのものではない」という清浄にして完全な知が純粋精神としてのプルシャに起こったときに、解脱が成就するという。・・・文面だけでは、仏教の場合と著しく類似しているが、仏教が全体としてのアートマンに関しては終始説明を拒否していたのに対し、サーンキャ哲学派はアートマンに相当するプルシャを独自の形而上学的原理として想定している点に、いちじるしい相違が存する。
それよりもサーンキャ哲学の影響の大きかったのは、ヒンドゥー教諸派の聖典である。・・・このように、ヒンドゥー教諸派の教義学諸体系を通してのみサーンキャ的思惟は一般民衆のものとなることができたのである。
ヨーガはサーンキャ思想以前からあるものであり、サーンキャ哲学よりもはるかに古い。サーンキャ説はむしろヨーガの観法にもとづいて考え出されたものである。 サーンキャ哲学は、仏教の興隆よりものちに形成されたと一般に考えられている。かつては西洋の学者のあいだでは、仏教はサーンキャ哲学のなかから発展して出てきたという見解が行われていたことがある。しかし今日では、この学説は捨てられてしまっている。 サーンキャ哲学の起源は、初期のウパニシャッドや「マハーバーラタ」の中にたどることができる --------------------------------------------------------------------------------
オウムの「真我説」がサーンキャのそれであることは薙刀正師がご指摘になってましたし M正大師も明言されてるわけですから、凄くよくわかる。
オウムを貶める口実を鵜の目鷹の目で探してる香具師の中には「アートマン肯定のオウム は非仏教→値打ちがない」といった薄っぺらなことを今でも言ってるのが結構いますが、 全く哀れな脳味噌ですわ。薙刀正師が釈迦の思想に関して「無我」説の安易な決め付けでなく、 あくまで「無記」とご指摘されたのも流石に厳密と(僭越ながら)。
サーンキャの「プルシャ=アートマン」と仏教とは矛盾しないということは中村先生も 指摘されてるわけですし、先生は否定されてるものの仏教の起源がサーンキャにあると いう説さえあったくらいなのですから、サーンキャヨーガ(有神論的サーンキャ)を根幹 として、それに仏教的な要素(ことにチベット密教的要素)を加味したオウムという存在は、 インド思想・仏教の流れの上からすると、一つのオリジナリティを有する新宗教として 非常に納得できるものであるということだけはいえると。事件前には多くの宗教学者が オウムを評価していたことも頷けると。
↑ 中村元先生のご葬儀。5〜6年前でしたっけ。オンフルールサイトの日記頁より
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