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Message#3195 2006年3月19日(日)11時27分
From: 和井 恵
 
Re2:中間投稿その3。
聖者ぼんちリンポチェさんのメッセージ(#3191)への返事

> これと同じことを、これは尊師の説法ではなく、
> 弟子の「解説」として聞いたことがありますな。
> ( 中 略 )
> これが、「台本」の比喩に対する私の感想でした。

それは「私と同じ説明」ではありませんね(笑)。
その説明は、「完全にその人の人生は、カルマによって100パーセント決定(確定)
してしまっている」と言っているのではありませんか?
「台本」に書かれている、というのは「そう言う意味(確定論)」なのでしょう?

私の説明は、一応「相手が過去に為した行為の範囲内」での「選択しかできない」と
いう、個人が出来る行為に「ある程度の幅(選択支)」を持たせてあります(笑)。
ですから、別に「決まった台本」があるわけではありません。
でも、まぁ、「考え方」としては、五十歩百歩なのかな…

いずれにしても、これらの「世界観」は「閉じられた系」であって「開かれた系」では
ないので、「永遠の繰り返し(反復行為)」を続けるだけで、そこに「救い(無限の可
能性)」は見つかりません。

> > 何故ならば、「相手の過去に無い行為」を相手に施すには、「カルマの法則」を超える
> > 「必要」があるからです。
>
> これって、相手のカルマをごまかす権限のある人、ってことになりますよね?

その「表現」は、ちょっと違うような気も…
しかし、「何故カルマの法則を超えることが出来るのか」は「永遠の謎」ですけどね(笑)。
悪く言えば「御都合主義」。だから、理論的には「破綻」していると言えなくもない。

> ちなみに、和井恵さんはこの、例えば「ヴァジラヤーナの帰依」みたいな
> 竹刀を使った修行はやりました?

はい。やりましたよ、一応は。
しかし、私の場合は、あまり「効果」は感じられませんでした。
でも、人によっては色々な「体験」もあったようです。だからこそ、「信じ込んでしまう」
のでしょうけどね。「論より証拠(体験)」という言葉がありますが、私は「体験」に囚わ
れ過ぎるのも「危険」だと考えています。
「色心不二」。心の働きというものは、身体にとても大きな影響を与えます。
有名なところでは「ブラシボー効果」というものが挙げられるでしょう。「これは効果がある
のだ」と「強く信じ込んで」それを行うと、その「効果」が現れてしまう…
チベットの逸話で「犬の骨を仏舎利と信じ込んで利益を得たお婆さんの話」がありますが、こ
れなどはその「良い例」だと思います。
同じ「腕立て伏せ」をしても、意識を集中する「部分」を変えて行うと、強化される「部分」が
変わってくるというレポートもあります。
顕著な例では、人を催眠状態にして「鉛筆」を「これは真っ赤に燃えて熱くなった火箸(ひばし)
ですよ」と言って、その人の腕に当てると「火ぶくれ(火傷)」が生じてしまうのです。
また、「多重人格」の人の場合、「人格」が変わると「体質」まで変わってしまうという「報告」
がされています。大事な「手術中」に、「人格」が変わってしまって大騒ぎになった例があるのです。
というのは、「新しく登場した人格」は、「麻酔が効かない体質」だったというのです(笑)。
客観的には「同じ身体」のはずなのですけどね…

> で、この修行法なのですけど、疑問の投げかけ方としてはこういう風に
> 投げかけることもできると思うんですがどうでしょう?
> 私は別に「自分で新しい悪業を作っている」とまでは言う気がないんですが、
> それでもカルマの「自浄」をすることができるんだとしたら、
> 「苦の総量は一定」という前提を覆すことになりはしないか?
> また、その前提にこだわるのなら、この修行法はナンセンスになりはしないか?

「ソフトな表現」をすると、そうなると思います。

> もっとも、私がカルト教団でも作って教祖になるとしたら、
> 「ヴァジラヤーナの帰依」はプログラムに組み入れると思います。
> ヴァジラ ナマ ●● ヤ、の●●への帰依を、
> 文字通り自ら体に叩き込ませる、という修行効果だけはありそうだからです。
> カルト教祖としてはこんなに楽なマインドコントロール法はありません。(笑)

そだね。


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