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Message#3531 2006年5月4日(木)16時45分
From: 山本英司
 
教団分裂について
一般的(?)には、

主流派(A派):原理派、麻原回帰路線、危険
上祐派(M派):改革派、社会融和路線、主流派よりは安全

と思われているようですが、
一方で、河上イチロー改め松永英明氏が、上祐氏側近のはずであったのに、
実は反上祐派に転じており、

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060313#1142201603
> 現代表の拡大志向が社会的にきわめて危険であると考えております。

などと主張していることについてどうも腑に落ちなかったのですが、

http://gripblog.cocolog-nifty.com/blog/
松永英明さんへインタビュー@〜D

を遅ればせながら通読してみて(特にB)、
ここに語られていること全てを額面通りに受け取ることは出来ないにせよ、
それなりに整合性があるというか、私なりにしっくりくるところがありました。

アレフ→アーレフは一時期、「脱麻原路線」の下、
上祐氏の認定(?)で成就者を出すとか、
「乳海攪拌」とか「21世紀の大黒柱」とか、
上祐氏の神格化、さらには「上祐教化」とも言うべき動きを進めていたわけですが、
それに対して公安調査庁や滝本弁護士は、
「麻原外し」ではなく「麻原隠し」だ、
「上祐教化」は世を欺くための仮の姿だ、
と主張していたわけですね。

で、実はアレフ→アーレフの信徒や信者も、
これはあくまでも団体規制法を逃れるための方便であると、
「阿吽の呼吸」で納得して上祐氏の指導に従っていたと。

ところがどうも上祐氏は本気で「脱麻原路線」を推進しようとしているのではないか、
と教団内部の人々が気付きだしたと。
そしてその中には、側近であるがゆえに上祐氏の真意を知り得る立場にあった
松永氏も含まれていたと。

ではなぜ松永氏が、上祐派(の方)が危険であると主張しているかというと、
私なりに言い換えると、

主流派は、実は原理主義というほど確固たる信念を持っているわけではなく、
過去に麻原尊師が与えてくれた恩恵にしがみついているだけで、
言わば惰性というか成り行きで教団に残っているに過ぎず、
自然消滅の傾向を辿っているという意味で危険性がないのに対し、

上祐派は、「麻原外し」を徹底して教義を再構築しさえすればいいということで、
むしろ主流派以上に「教義そのもの」については自信を抱いている、
自信がある以上は当然布教活動も積極的にやっていく、
となるといずれ世間とは衝突が避けられないという意味で危険であると。

要するに、主流派のやり方だと教団は自然消滅が必至であるが、
上祐派のやり方だと教団は発展してしまうかも知れないから危険であると(笑)。
じゃあ何でお前信者やってんだよということになるわけですが、
そう言えばそうだなということで、経済的基盤も出来たことだし脱会したと。


以上の松永氏の分析があたっているかどうかは私には分かりませんが、
松永氏がそのように分析したがゆえに結局脱会に至った、と考えると、
私としてはそれなりに納得できるわけであります。
と言うか、私が納得できる範囲内に松永氏の言説を曲解しているだけかも知れませんが。


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