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Message#2234 2005年12月29日(木)04時59分
From: 和井 恵
 
Re:和井さんへ、ちょっとずつお返事
さくらさんのメッセージ(#2215)への返事

> 和井 恵さんのメッセージ(#2204)への返事
>
>> 「この場合」はね。「確信」「信念」の方。これに「帰依」が加わればもっといいけど…
>その「帰依」がまた問題なんですよね。
>帰依:神仏や高僧などのすぐれた者を信じ、それによりすがること。
>和井さんはどのような定義で「帰依」を使われますか?
>それに似た感情として、人智を超えた力に対する畏れみたいなものはわかるんだけど。

私が言う「帰依」とは、「純粋な理(真理)」に対する「確信」。
それを「拠り所」として「苦の滅尽」を実践していくこと。

「神仏や高僧などのすぐれた者を信じ、それによりすがること」では、ありません。

勿論、「真理を理解して体得している人」を信じ(盲信ではない)、
その人の「アドバイス」に耳を傾けることは、その人の「利益」になるでしょう。
しかし、周囲にそのような「人物」が見あたらない場合は、
決して周囲と「和合(妥協した馴れ合い)」することなく、
ただ一人、「サイの角」のように歩みなさい。

…というのが、釈迦の教えた「帰依の仕方」だと思います。

インドの犀(サイ)は、アフリカと違って「角が一本」しかないのです。
勿論、釈迦は「朋友(法友)」の大切さも説いています。
それは何者にも代え難い「宝」である、と。

しかし、そのような「心から尊敬できる人」が見あたらない場合は、
「孤高」を保って、唯一人、「(苦の滅尽への)道」を歩みなさい、と教えているのです。


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