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Message#2272 2005年12月31日(土)00時01分 From: 和井 恵 | |
| さくらさんのメッセージ(#2253)への返事
> 和井 恵さんのメッセージ(#2245)への返事 > > > 天界で「功徳」を使い果たして、やがてここへ「落ちてくる」。 > > 俺たちは、それを楽しみに待っているんだ、という答え。 > > その「答え」に、ハッとして「気が付いた」彼は、 > > その後、「本当の修行の道」に入っていった、というお話。 > > ええと、質問なんですが、答えにはっとするまではわかるんですが > 彼は何に気がついたんでしょう。 > 経典にはなにか説明があるんでしょうか? > さくらの答え > @ 天界に行って功徳を使い果たして地獄に落ちるなら、 > 今の修行は地獄に落ちるための修行であることに気づいた。 > A 天界も地獄も自分の頭の中にあることに気づいた。
教典には、確かそれ以上の「説明」は無かった、と思います。 しかしね、おそらく答えは@だったと思いますよ。 Aの方だったら、多分「ナンダ」はその場で「修行」を放棄していたでしょうから(笑)。
行動心理学では、「動機付け(モチベーション)」というものを重視します。
どういう「アプローチ」をすれば、その人の「行動意欲」が高まるのか、ということ。 要するに、「やる気」を起こさせる「方法論」。 そして、「輪廻転生」や「六道世界(世界観)」を信じていた当時のインドの人たちには、 「理屈」ではなくて、「情動的に(心の底から)」相手を「納得(感受)」させるためには、 相手の信じる「世界観」を利用するしかなかったのだ、と思うのです。
「理」は、相手を「納得(理解)」させるのには効果を発揮しますが、 相手を「動かす(動機を与える)」のは「情動・情念」の方なのです。
昔、ヒトラーの話術を「情念の話術」として紹介した本が、 ある出版社から出されていましたが、 読んで「成る程」と感心したことがありました。
釈迦は「天人師」「丈夫調御者」と呼ばれるほど、 優れた「指導力」を発揮された方でした。 その方法(原理)を知らなかったはずはありません。
> > 「天界転生」など、釈迦の教えの「本質」ではなく、 > > 「方便」の教えで「毒」を持っている、と言わざるを得ません。 > > それは残念。 > 超能力者になって地獄に言って、苦しんでる人にこれは幻影なんだよって教えてあげたり、 > パワーが少なくなってきたら、天界に戻ってエネルギー充電しようって思ってたんだけど。
いや、「行こうと思えば、行ける」はずですよ。 人は、「見たいモノを見る」のですから… それが、「真」なのか「偽」なのかは別にして、ね。
> > 現実と「違う(ギャップがある)」から「目標」なんでしょうが(笑)。 > > 「同じ」だったら、すでに「目標」に到達していることになる。 > > なるほど。 > ちょっと前向きになれるかも。(*^^*)
「逆転の発想」ですよね(笑)。
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