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Message#2601 2006年1月15日(日)22時36分
From: 和井 恵
 
「胎教」と「運命学」の関係。
私は、二十歳になる少し前に、桐山さんの「本」に出合い、色々な「触発」を受けました。
その中の一つが「運命学」なのです。
主に「淵海子平」、別名「四柱推命」を中心に「独学」に励みました。

中二の時に知った「催眠術」関連は、多いときには三〇冊以上の本(臨床心理学関係を除く)を集めましたが、
「四柱推命」の場合は四〇冊を超えていたと思います。
しかし、その中で「記憶」に残っているのは「数冊」しかありません。

一つは「西川満さん(だったと思う…)」の書いた「天中殺(オレンジ・バックス)」。
実際の「鑑定(実話)」が豊富で、使っている「星」の名前も洒落ていました。
「南コロナ」「ペテルギゥス」「ラス・アルゲティ」といった、「十二運」を顕す独特の命名。
「十星」を顕す「北冠」「五車」「南斗」「天狼」「大火」など。
お勧めの一冊。

それとは別に、かなり変わった内容の「本」が一冊ありました。
「題名」は、覚えていない…(笑)。

それは、赤ちゃんがお母さんの体内に居るときの「状況」、
つまり「胎教」によって「運命」が形作られる、という内容だったのです。

「受精」から「出産」までの十月十日を「前期」「中期」「後期」に分け、
それらを、「年柱(初年運)」「月柱(中年運)」「日柱(晩年運)」と関連づけで説明する。
そして、赤ちゃんが「お腹にいたとき」に、両親の仲が悪く、
母親が「あんな父親なんか、死んでしまえばいい!」と、何度も考えていたりすると、
女の子の場合「夫を酷する星(後家の星)」を持って産まれる。
その同じ星が、男の場合は「地位、名誉を傷つける星」となる。

母親が、家に落ち着いて居ることが出来ず、実家や友達の家など、
あちこちを「ふらふらして」いると、「放浪の星、革新・革命の星」が現れる。

また、「のんびり」せずに「せっせと働いていると」、「働き者の星」がその子に現れる。

…つまり、「胎教」の「結果」が、「星の配置」となって現れる、というのです。
そして、著者が調べた「数々の実例」を紹介してゆく。

単なる「空論」ではない雰囲気を持つ、「実証主義(フィールド・ワーカー)」の姿勢。
この本が、私が読んだ「運命学」の本の中では「秀逸」の著書でした。

よく、「運命学」とは「統計学」である、と言う人がいますが、「勉強不足」だと思います。
「統計」などから、あのような「理論」など、決して「産まれない」。
「理論(原理)」が先に来なければ、決して「成立」しない学問なのです。

ここからが「私の推論」ですが、「時間」と「空間」を考えた場合、
「空間」は「物質的」であり、「時間」は「精神的」である、と。

「胎教」によって「赤ちゃん」の心の中に形成された
「人生脚本(シナリオ)」の「内容(心的エネルギーの相互関係)」と、
「同じ質を顕す時間の質の流れ(瞬間)」とが「重なった時」に、
「共振作用(シンクロニティ)」が働き、「陣痛」が起こり、
「出産」に至るのではないか…。

まあ、漠然とですが、そんなことを十何年か前に考えたことがありました。
このあたり、もっと「データ」を集めて「分析」していくと「面白い」かも、ね(笑)。


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