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Message#2695 2006年1月19日(木)10時48分 From: 和井 恵 | |
| 「星」の「象意(意味するところ)」には、「陽転」と「陰転」とがある。 「同じ一つの性質」が、「ブラス(陽転)」に働いたり、 その逆に「マイナス(陰転)」として顕れたりするのだ。
例えば、「王様の星・ラス・アルゲティ」。 これは「十二運星」の中では「最大のエネルギー」を持つ。 エネルギーが強すぎるので、父母といった「肉親」を克(こく)しやすい。 つまり、「肉親との縁」が「薄く」なる。
昔、私が「豪ちゃん(永井豪)」のアシスタントをしていた頃、 友達の友人(Kくん)に「この星(ラス・アルゲティ)」を二つも持っている人がいた。 その人は、幼少の頃に「養子」に出され、その「事実」を知ったのは高校に入ってからだという。 養父から幼少より「愛情」を受けて育てられ、経済的な支援も受けているので、 これといった「定職」にも就かず、まあ、そこそこの生活をしていた、と。 一見「ラス・アルゲティ」を持っている人のようには見えなかった。
「占断」というのは、「バランス」を重視する。
例えば、「ラス・アルゲティ」が、いくら「王様の星」であったとしても、 二つもあると「多すぎて」「陰転」し、本来の「性質」とは「逆」の、 一見すると「大人しくて小心者」といった「気質」が顕れたりする。
また、幼少期の「環境」も大切なのだ。 「身旺」や「エネルギーの強い星」を持つ者は、 「逆境(苦しみ)」に遭えば遭うほど「真っ赤に熱せられた鉄」のように「鍛えられる」。 それが「陽転」、すなわち「本来の資質」を生かす「条件(キーワード)」となるのだ。 その「条件」が阻まれると、「資質」はうまく「育つ」ことが出来ず、「陰転」してしまう。
もちろん、「星」によって「条件」は違ってくる。
「宿命」プラス「運気の流れ(運命)」。
「東洋占星術」では、これらの「強制運命(偏った人生を選択してしまう傾向)」を 「超越」することが出来るのは、「山」、すなわち「仙道の修行」によってのみ可能である、と説く。
「占い」が必ず当たる、とは限らない。 しかし、古来「運命学」は、「帝王学」として受け継がれてきた「智慧」であることは間違いない。
「使えるモノは、猫の手でも利用する」これが私の「主義(活用法)」である。
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