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Message#2779 2006年1月23日(月)23時50分
From: 和井 恵
 
「強制力を伴った、恐ろしき欲望−渇愛(タンハー)」(その一)。
これは、私が富士山総本部道場の二階で、デザイン班のワークに就いていたときのお話。

デザイン班が、「富士宮」にある「道場」に引っ越してくる少し前、
まだ「杉並の上町」に借りた一軒家で、「編集・デザイン」のサマナ達が共同生活を送っていました。
デザイン班は、「岐部さん」と私、そしてT君とMさん、Kさん。

「2ちゃん」で少し書きましたが、私はこの中の「Mさん」に「執着」してしまいます。
そして、尊師からの呼び出しを受け、富士宮へ向かい、そこで「告白」をさせられ、
彼女への「執着」を落とすための「長期修行」に、東京に帰ることなく、
そのまますぐに「放り込まれて」しまったのです。

これは、ある意味でとても「絶妙な」タイミングでした。
尊師に呼ばれるのが、もしあと「数日」遅れていたとしたら、
私はもしかしたら「間違い」を犯していたかも知れない、という状況だったからです。
共同生活とはいえ、「男女は別々の場所で寝る」のが通例となっていたのに、
呼ばれる直前には、彼女とは、「同じ部屋で少し距離を置いて眠る」という、
やや「スリリングな状況」になってしまっていたからです。
どうしてそうなったのかは、はっきりとは覚えていません。
いつの間にか…かな…

少し離れたところで、「寝袋」にすっぽりと入り込んで眠る「その姿」は、
妙に心を惹きつける「吸引力」のようなものを発しているようでした。
ただ、そういう「状況」を楽しんでいるような処も自分にはあり、
「スリリングな綱渡り」をしているような感覚がありました。

そして、在る夜、「ついに」手を伸ばして、「寝袋」越しに「軽く身体に触れて」しまった。
それは、そう長い時間ではなく、ほんの数秒程度の「行為」でしたが、
まぁ、要するに「一線を踏み外しかけた、第一歩」だったわけです。

しかし、それを「相手」は気付いていたらしく、翌日、ワークをしていると、
机の下で「自分の足を伸ばして」、私の足に「接触(タッチ)」してきた(!)。

そういう「状況」の中での、尊師からの「突然の呼び出し」だったのです。

(その二に、つづく)


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