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Message#2780 2006年1月24日(火)00時50分 From: 和井 恵 | |
「強制力を伴った、恐ろしき欲望−渇愛(タンハー)」(その二)。 |
| 「お前は、巻き込まれているんだ!!」
これが、尊師が私に与えて下さった「アドバイス」でした。 しかし、当時の私はその「意味」が解らず、 「悶々」とした日々を過ごすことになりました。
数ヶ月の「修行漬け(主に、立位礼拝修行)」が続き、 最初は「何としてでも東京に戻りたい」という「想い」が何度も浮かんでは消える… しかし、その「想い」が少し薄れ、心が落ち着きかけてきた頃、 上町の「編集・デザイン班」が、向こうを引き払い、 この道場に「引っ越してくる」ことを知りました。
すると、尊師に再び呼び出され、
尊師「(ニヤニヤしながら)どうだ、彼女が来るんだぞ。うれしいだろう?」 私 「(少しうつむいて)いや、別にそんなことは…」 尊師「ほう、そうか。それは素晴らしい」 尊師「(満面の笑みを浮かべて)それでは、もう少し修行を続けたら、 ナーギタをデザイン班に復帰させてあげよう」 私 「………」
この頃、デザイン班には、K君という新人サマナが配属されて来ていました。 美術系の学校を出て(いたと思う)、「絵」が得意でイラストを担当。 性格も、サマナとしてはちょっと変わっていて「ユニークで面白い」。 けっこう「自然体」で「ほのぼのとしたムード(?)」を持っている。
そのK君に、Mさんは「興味」を持った(笑)。
そして、道場で行われた「ある説法会」での私の「発言」に気を悪くしたMさんは、 その後、興味のあったK君に「急接近」を始めます。
私が、自分の「執着」から「完全に抜け出せる」ようになった「きっかけ」は、 二人の「ある現場」を観たからです。 私の時と「同じように」、机の下で自分の「足」を伸ばして、 K君に「タッチ」をしているMさんの姿を…
あれは、彼女の「常套手段」だったのか!
激しい「嫉妬心」が心の底から湧き上がってきました。 しかし、私はかねてより「嫉妬心」ほど醜いモノはない、と思っていたのです。 その、一番嫌いな「心」が、今自分の中にある!! この状況は「プライドの高い私」にとっては容認できるものではありませんでした。
(こんな耐え難い「醜い心」を自分が持ち続けるくらいなら、 彼女に対する「執着」なんて、綺麗サッパリと捨ててやる!!)
そう決心した時、それまで残っていた「執着」がスッと消えていくのが解りました。 「後遺症」は少し残ってはいましたが、後はもう「時間の問題」だ、 という自覚が芽生えていました。
その後、私は、冷ややかな眼で「仲の良い二人」を見つめていました。
しかし、この後で、私はとても「恐ろしい体験」をしてしまうのです。
(その三に、つづく)
※その三は、少し「間」を置いて、午前中にアップの予定です。
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