更に前100件
Message#5115 2006年9月8日(金)11時59分 From: 和井 恵 | |
| > つまり、「因」も「果」も、すぐに手の届く目の前にある、 > という「認識」を与えてくれるのが「縁起の法」の本質なの。 > つまり、来世(未来)や過去世(過去)などを考える必要のない、 > 「現世(現在)のみにポイントを絞った成就の法則」なんだよ。
釈迦は、アーガマにおいて次のように述べています。
☆「人間は死後も存在するという考え方があって はじめて人は修行生活が可能である、ということはない。 また人間は死後存在しないという考え方があって はじめて人は修行生活が可能である、ということもない。 人間は死後も存在するという考え方があろうと、 人間は死後存在しないいう考え方があろうと、 まさに、生老病死はあり、悲嘆苦憂悩はある。 現実にそれらを征服することをわたしは教えるのである…。
マールンキャプッタよ、ゆえに、わたしが説かないことは説かないと了解せよ。 わたしが説くことは説くと了解せよ。」以上のことを世尊は語られた。 尊者マールンキャプッタは歓喜して世尊の教説を受け入れた。
(「毒矢のたとえ」、長尾雅人編集『バラモン教典・原始仏典』、 中公バックス、473〜478頁)
修行と「死後の有無(因果律による未来での結果)」とは関係ない、と、 はっきりと宣言しているのです。 (魂の有無=因果律に囚われた輪廻の主体、についても、無記=修行とは直接関係ない という姿勢を貫きました。)
|
更に前100件
最新20件*最新50件*最新100件*最新200件*200件以前
昨日以降*2日前以降*3日前以降*4日前以降*5日前以降
bbs0506.cgi Ver. 3.114
Copyright(C) 1997-2005, Hideki
|