Message#2156 2005年12月24日(土)09時42分 From: あべる | |
| 和井 恵さんのメッセージ(#2155)への返事
> アーガマに出てくる釈迦は、 > 「はたして死後の世界はあるのか?それとも無いのか?」 > という弟子からの質問に対して、 > 「無記(沈黙・ノーコメント)」を貫いています。 > 「ある」とも「ない」とも答えていないのです。 > そしてこれは、「釈迦の教え」の「本質」を理解する上で、 > とても重要な「ポイント(要点)」なのです。 > つまり、「釈迦の説いた真理」は、「輪廻転生」というインド思想を > 基本(ベース)として説かれているわけではない…
これはほとんど全ての仏教入門書に書かれている有名な内容だと思いますが、その後の 仏教の発展の中で、現実にはアートマンまがいのものをこじつける流れが主流ってこと になってますよね。地域のお坊さんとの勉強会などでも、常在主宰なんて概念で実質的 にアートマンを認めてしまってるなんて教えてもらいました。 この前教えて頂いた部派仏教〜テーラヴァーダとか唯識という流れの批判とか中観派と いう流れもあるのでしょうけど。唯識派、中観派がその後どういうふうに大乗仏教の発展 (変質)に関係したのかっていうことは恥ずかしながらよく理解してないし、まあ知識と して言葉として覚えるだけでは利益はあまり無いのかも・・・。ことに空の思想なんて難解 そうで到底頭で考えてわかるようなものではないのではないかという食わず嫌いの恐怖感。 修業体験として中観派の説く意味での「空」を体験なさいましたでしょうか。オウムでは マハーニルヴァーナ、シヴァといった一元・大我といった意味での空という使い方をして たと思いますけど、それとは違った概念? 真如苑では、真如のみ是れ実にして余は皆虚妄なり、実性の体は、即ち是れ真如にして、 真如の性は即ち是れ如来なり、名づけて涅槃とす、って朝夕唱えるわけですが、これって 上でオウムの理解と言ったのと全く同じことではないですか。要するにどっちも密教です から、まあ支那→日本の真言宗もチベット密教の流れのオウム教義も煮てると。 質問ですが、現在オウムから沢山人が流れてると思われるテーラワーダ協会も、和井さん がご批判になるサーンキャ的アートマン容認(理解が間違ってたらお許しを)の考え方が 基調となっているのでしょうか。 また、オウムの南伝大蔵経にはこの部分はなかったのでしょうか。そういえばこのまえ 南伝大蔵経のパーリ語→日本語への翻訳本のDMが来てましたが、35万円くらいしたと 思いますので、物凄く膨大なものなんですね。阿含宗でもそのへんは飛ばして教えてる のでしょうか? それともこれは阿含宗の所依の経典以外の部分に書かれてる?
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