Message#2789 2006年1月24日(火)14時21分 From: 和井 恵 | |
「強制力を伴った、恐ろしき欲望−渇愛(タンハー)」(その三) |
| 予定が午後にずれ込んでしまいました。申し訳ない。 さて、(その二)の続きです…
私は、人の持つ「愛情欲求(他から自分を良く思われたい、愛して欲しい)」について、 色々と考えるようになりました。 そして、自分の中にある「この心(愛情欲求)」を潰していく「工夫」を始めました。 「人から良く思われたい」という心を「遮断」する。 デザイン班のワークの中で、「岐部さん」が不在のことが多くなり、 私が全体的な指示を出すことも多くなってきました。 「岐部さん」はキツい事も言いますが、基本的には「優しくて」「面倒見」のいい人でした。 ですから、部下の「女性サマナ」にも人気があり、信頼も厚かった… 当時の「デザイン班」は、どちらかというと「タマス」に覆われ気味で、仕事のペースが遅れがちでした。 そこで、「わざと怒鳴りまくる!」。ラジャス(怒り)を使ってタマス(愚鈍さ)を駆逐する。 この「手法」を意図的に選んで「実行」するようにしたのです。 それは、「人から良く思われたい」という自己の欲求を「潰す」修行でもありました。
これによって、「デザイン班」のチームワーク(人間関係)は、ガタガタになったと思います(笑)。 「岐部さん」の処に「苦情」が殺到したようです。
しかし彼は、こう言って私を擁護してくれました。
ナーギタに対する、色々な意見があるようだ。しかし、ここは現世ではない。 「親睦」や「和合」よりも、もっと大切なモノがある。 それは「グルの意思」の実行、実践だ。 その点から言えば、 「人間関係がどうなっていようが」そんなことはどうでもいいんだ! 少なくとも、ナーギタが「リーダーシップ」を取るようになってから、 ワークにこれといった「遅れ」は出なくなった。 この点は、評価すべきだと思う。
彼は、私が「荒れている原因」は、 同じ部署で仲良くしている「二人」に対するストレスから来ている、と考えていたようです(笑)。 だから、まぁ、「しょうがないなぁ」という気持ちで擁護してくれた…
そのような「流れ」の中の、ある日の夜のこと、 一日のワークも一段落し、あちこちで床の上に「寝袋」を敷いて潜り込み、 寝息を立てているサマナの姿が見かけられるようになった頃、 私の「心」に、突然、ある「変化」が現れました。
それは、凄まじいばかりの「強迫観念」だったのです。
(その四に、つづく)
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