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Message#2320 2006年1月1日(日)20時13分
From: 和井 恵
 
Re2:「縁起の法」が示唆する修行方法。
さくらさんのメッセージ(#2311)への返事

> 和井 恵さんのメッセージ(#2308)への返事
>
> > そして、一般に「縁起の法」と言えば「十二縁起」がすぐに「連想」されますが、
> > 元々の「縁起の法」は、もっと「シンプル」なものでした。
>
> @無明 煩悩のこと。 人間が過去の世界で起こした一切の煩悩のこと。
> A行 潜在的形成力 人間が過去の世界で起こした煩悩の為に様々な
> 業をつくってきた身心のこと。善悪の行為。
>
> こゆ〜のじゃないってことですね。

その通り。
「十二縁起」というのは、かなり後になってから「登場する教え」のようですが、
私は、「直接釈迦が説いた教え」では無いような気がしています。

というのは、
「十二個(支)」もの「要素」の「流れ」を羅列する
「必然性(必要性)」が無いからです。
逆に「誤解される」虞(おそれ)が充分にある…

どうも、「サーンキャ哲学」の「自性の転変論」の影響を受けた「部派仏教」が、
アーガマの中の「釈迦の説法」のあちこちを「継ぎ接ぎして」創ったような気が…


> > そして、この「縁起の法」を「無明」と「三毒」の関係に当てはめてみると、
> > 「無明(の状態)」と、「三毒(の心の偏り)」は、お互いを支え合って生起している。
> > 従って、「無明」か「三毒」のとちらか片方を「消滅(静める)」させてしまえば、
> > 「苦しみを生起させる条件」は無くなり、心は「滅尽の状態(ニルヴァーナ)」に至る。
>
> > 「無明」の滅尽によって「慧解脱」があり、
> > 「貪・渇愛」からの離脱によって「心解脱」があるのです。
>
> 大変わかりやすいご説明ですね。素養の無いさくらは
> ふ〜んそ〜なんだって聞くしかないって感じですけど、
> で、その先具体策としては、布施、持戒ってなってくんでしょうか?

なって行きません(笑)。

「布施」「持戒」…は、大乗仏教の「六波羅密」の考え方。
釈迦は「四諦・八正道」という教えを説き、
さらには「七科三十七道品(7系列37通りの訓練法)」を示しています。

これらは「出家修行者」専用の訓練法とされていますが、
私は、何とか「現代の色々な手法」を取り入れた
在家でも出来る「現代バージョン」を創ろうと考えています。
昔と今とじゃ「色々な条件」も違ってきていますから。

でもその前に、
「昔の手法」を、もっと具体的に説明する必要があるでしょうね。

その「方法」と「原理」。

つまり、どのような理由でそのような「訓練」をし、
目的とする「苦を滅する効果」が期待できるのか、という理論と検証。

それらを、次回から少しずつ始めてみたいと考えています。


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