あとで調べたことも含め、いくつか補足を。 御廟の前に座り込んでいた団体さん、 高野山真言宗系の新興宗教で、 中山身語正宗というのがありますが、 そこの兄弟団体というか、分派というか、 多少微妙な経緯を経て分かれた、 光明念佛身語聖宗という団体さんでした。 初め、御詠歌を唱えてはったんですが、 その歌詞が何か浄土系でして、 南無阿弥陀仏が出てくるんです。 浄土系の宗派の信者さんかいな、と思ってみていましたら、 しっかり南無大師・・を唱えはったので、 まあ、わかってはいる人たちなんだろう、と思ってますと、 「ナムダイシヘンジョウコンゴウシン」 ・・・・? 遍照金剛シン? シンって何よ?ってことです。 心なのか、身なのか、神なのか、はたまた他の何かなのか? 今しがた調べてみましたら、 中山身語正宗のページにありました。 南無大師遍照金剛身、なんだそうです。 しかし、空海の潅頂名が遍照金剛、 つまりヴァイローチャナ・ヴァジュラなのであって、 金剛身、つまりヴァジュラカーヤとは何の関係もありません。 なんでそんなものを加えるのか、謎です。 中山身語正宗に思い当たったのは、 「南無中山不動尊」と唱えていたからで、 さくらさんに携帯借りて(御廟前はソフトバンクはアウト) 中山不動尊を調べてみたからです。 帰ってから調べてみたら、中山身語正宗の兄弟分である 光明念佛身語聖宗が浄土教の教えも取り入れているようだったので、 なるほど、そこだったか、と特定したわけですな。 しかし、さくらさんが書いている「立位礼拝状態」の時は、 みんなで「南無阿弥陀仏」の絶叫大会でして、 身を伸ばして叫んでいる人、地面に顔を擦り付けるように叫んでいる人、 中にはピョンピョン跳ねそうになりながら喚いている人、 それはそれは異常な状態でした。 最初は普通に唱えだしたのですが、 そのうち強さは増してくる、やたら速くなってくる・・・・。 気が付いたら絶叫大会でした。 途中、団体さんが普通に参拝に来られましたけど、 唖然としてはりましたよ。 こんなものを見て初めて自覚する、 オウムの立位礼拝の雰囲気の異常さでした。(笑) なるほど、傍目にはこういう風に映っていたのね・・・・と。 実のところ、今、オウムの立位礼拝を見せられても、 こちらは完全に慣れてしまっているので異常さは感じません。 しかし、同じテンションの別のものを見せられると・・・・ やっぱり自覚してしまいますな。 しかしながら、お大師さんも大変ですな。 輪っかはあんなところでお菓子の修法を始めるわ、 南無阿弥陀仏の絶叫を聴かされるわ、 禅定どころの話ではおまへん。 私の廟前でそんなことをやってくれようものなら、 即刻雷落として全員殺してやりますわ。(笑) まあ、空気がえらいことになっとりました。 全員毒を吐ききった感じでしたからね。 観想で洒水加持をし、軽く読経して 場を元に戻してきました。 |