| >これは確かに厳密には問題でしょうが、 >しかし現に中華人民共和国政府が常任理事国になっているわけですよね。 >オリーブの栄光さんの主張によると、1971年に「中華人民共和国」が >常任理事国として新規加盟したとのことですが、 >だとすると国連憲章が改正されて「中華人民共和国」の文字が入っているはずです。 >そのままだということは逆に、新規加盟ではなく、 >もともと加盟していた国の政権交代であると解釈すべきである、 >という私の主張を裏付けることになるものと思われます。
国連総会における解釈では
「中華民国は中華人民共和国に継承されて消滅したので、国連憲章に書かれ ている中華民国の文字は中華人民共和国を意味する」となっております。 ただしこれは表面上のものであり、本質的な部分、すなわち「何故、中華人民共和国を 常任理事国にする必要があったのか」という点などに関しては論議する必要があると思 われます。
オリーブの栄光さん→× ファントム無頼さん→○
>ちなみに国連憲章には同じく「ロシア連邦共和国」の文字はありませんが、 >これも、ロシア連邦共和国が常任理事国として新規加盟したのではなく、 >もともと常任理事国であったところのソビエト社会主義共和国連邦の >代表権がロシア連邦共和国政府に移ったということなのでしょう。
まず、ソビエト社会主義共和国連邦という名の単独の国家はありませんでした。 ソビエトとはロシア語で「評議会」を意味し、ソビエト社会主義共和国連邦とは 労働者の組織「ソビエト」が権力をもつプロレタリア独裁の社会主義グループの 集合体です。参加している国々は加盟国という形をとっていますが実際にはロシア とその植民地という関係に近かったのかもしれません。少なくとも山本さんの言う ところの中華民国と中華人民共和国の例は当てはまらないのでは?
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