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| Message#43629 2011年3月15日(火)19時08分 From: 篠澤教授に三千点 |
| あるミクシイ日記より |
| 以下転載 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 今から１０数年前、瀬戸内一帯が深刻な水不足に見舞われたことがあります。愛媛・松山とその周囲の地区は、数ヶ月に渡りパートタイム断水が行われ、厳しい水道事情が続きました。明けてその翌夏、渇水は起きなかったのですが、市民・企業が自主的に節水を行ったために、水の総使用量は大幅に抑制されたままでした。と、ここまでは美談だったのですが・・・その結果、松山市は水道料金の値上げを実施せざるを得なり、節水に励んだ市民の皆さんは、憤慨する他ありませんでした。考えてみて下さい。水道の使用量が減れば、回収出来る水道料金も減ります。これが１〜２割の変動なら経営努力で何とか吸収出来るかもしれませんが、半減とかそれ以下の落ち込みは、努力だけではどうにもしようがありませんし、使用量の減少に関係なく、上下水道の維持・管理、検針に要するコストは減らすことは出来ません。結局、減収分を料金に上乗せする他なかったのです。 現在、東電に起こっている状況を大まかに記すと、電気の使用量が減ることで売り上げが大幅ダウンする一方、他の電力会社からの電力購入や地震で破壊されたインフラの再整備費用及び事故対応費諸々と莫大な出費を強いられています。企業経営的には危機的な状況です。 現状、夕方の発電容量が不足しているので、その時間帯の節電は国一丸となって取り組むべきです。しかし、電力が余っている深夜の節電は全く意味がありませんし、治安や人心の面から考えて、むしろ逆効果です。にも関わらず、行政の長である都知事が「夜は１０時に寝ろ」だとか「コンビニの深夜営業はやめろ」なんて抜かしてますけど、バカじゃないですか。見当違いも甚だしいです。正しくは「夕方寝て、夜中に働くか遊びに行け」ですよ。残念ながら、一般市民は発電所を造ることも、メルトダウンし掛かっている原発を何とかすることも出来ません。しかし、適切に電気を使って電気料金を支払うことで東電を助けることは出来ます。根拠のない節電ファシズムに流されてはいけません。 本当は、政治が主導して、短期間の暫定処置として、一定規模以上の工場の操業停止、大規模商業施設の使用制限を指示して時間を稼いでいる間に、各業界別に使用電力容量を割り振って、総量抑制をやるべきなのに、あいつらは無能だから何も出来ていない。下から上がってきた報告を棒読みするだけです。今日の混乱は、東電単独で帳尻合せしようとした結果でしょう。頭悪過ぎて話にならないです。 富士川以西に在住で、困った人のために何とかしたい気持ちから、節電に努めている方もいるようですが、それも無意味なので辞めて下さい。６０ヘルツの電力を東電で使うには、周波数を変換しなければならないのですが、１日１００万キロワットしか変換出来ないのです。結論から言って、大した電力は引っ張ってこれないし、その程度の容量は余裕で余っているので、個人が節電したところで、電力会社の売り上げが減るだけです。どうか、たくさん稼いで納税するか、被災した自治体に寄付して下さい。それが一番の人助けです。 |